今、積立NISAの口座開設数がもの凄い勢いで伸びています。
それだけ、日本人の金融資産への意識の高まりが強くなっているということですね。
今回はそんな注目されている積立NISAをしている人はなぜ凄いのか、にスポットをあてて解説していきます。
もくじ
積立NISAをしている人は実はかなり凄い!
先日金融庁から発表された、NISA口座の利用状況調査によると2021年12月末時点で口座数と買付額は以下のようになっています。
口座数
口座数 | |
---|---|
NISA(一般・積立) | 1,766万5,509口座 |
一般NISA | 1,248万4,106口座 |
積立NISA | 5,18万1,403口座 |
ジュニアNISA | 72万795口座 |
買付額
買付額 | |
---|---|
NISA(一般・積立) | 26兆3,716万2,093円 |
一般NISA | 24兆8,069万6,750円 |
積立NISA | 1兆5,646万5,343円 |
ジュニアNISA | 4,753万2,807円 |
これは単純に計算すると、NISA(一般・積立・ジュニア)をしている人は1,800万人以上いるってことです。
買付額にいたっては、26兆円を超えています。

なぜここまで注目されているかというと、NISAが凄いからです!
積立NISAをしている人が凄い理由とは?
積立NISAを始めることがなぜ凄いのか、その理由は主に以下の3つ。
- マネーリテラシーについて理解している
- 生涯賃金+α の資産を作れる
- 積立NISAの収益だけで金融資産額の上位に入れる!
これらの理由から、積立NISAをしている人は凄いといえます!
1つずつ解説していきましょう。
マネーリテラシーについて理解している
日本人は世界と比べてマネーリテラシーが低いと言われています。
※マネーリテラシーとは、お金に対する知識のこと
なぜ日本人はマネーリテラシーが低いのか?
それには理由があります。
それはバブル期で利息5%以上を受け取れていたからです。
簡単にいうと、銀行に100万円を預けているだけで5万円の利息が付いてくるということです。
バブル世代はそれを経験しているので、銀行に預けていれば大丈夫という考えが定着してしまったのでしょう。
だから、お金に関する知識を得ようとする習慣が根付かなかったのだと思います。
そして今は、利息0.02%の時代です。
100万円預けても200円しか利息が付きません。
こんな時代でマネーリテラシーが低いなんて言ってられません。
お金についてしっかりと学んでいる人の多くは、積立NISAを始めています。
その結果が、1,800万以上もの口座開設に繋がっています。

理解出来ている人は凄い!
生涯賃金+α の資産を作れる
日本人の生涯賃金は2.5億円~3億円と言われています。
つまり、働き始めて死ぬまで3億円以内で生活していかないといけないということです。
その中には、学費や結婚資金・家の購入・車・養育費・医療費・日用品・雑費等全てが含まれます。
でも定年まできっちり働けるかもわからないし、この先いくら必要になってくるのかもわかりません。
こう考えだすと不安で仕方ないですよね。
そんな時に+α の資産を作れるというのは、素晴らしいことです。
その1つの方法として、積立NISAがあります。
長期で少額から積み立てられるので、日常的な負担も少なくて済みます。
無理なく+α の資産を作れるので積立NISAをしている人は凄い!

- 老後2,000万円問題の解決策としても有効ですね。
- 積立NISAの満額(年40万円)を20年積み立て、平均の利回り(5%)で計算すると、約1,370万円になります。
- 2,000万円の半分以上を積立NISAでまかなえます!
積立NISAの収益だけで金融資産額の上位に入れる!
前述で話したとおり、積立NISA年満額40万円 × 最長20年 × 利回り5% で、約1,370万円になります。
それで以下の表を見てください。
出典:【資産形成の落とし穴】コロナショックに老後2000万円問題…老後資金を確保するカギは「教育費」
DIAMOND online
1,000 ~ 1,500万円の欄に注目すると、こんな感じになります。
- 20代で上位10%
- 30代で上位15%
- 40代で上位25%
- 50代で上位45%
- 60代で上位52%
- 70歳以上で上位49%
20代から積立NISAを始めて、40代になった時は金融資産保有額において上位25%に入れるということがわかりますね!
しかもこれは、積立NISAだけの資産のみで、です。
積立NISAを始めるだけでなぜ凄いのか、ということがこれだけでもわかりますね!


まとめ : 積立NISAは資産形成を考えているなら始めるべき!
積立NISAを始めることは実は凄い!ってことを解説していきました。
何より国が推奨している制度なので、活用しない手はないですね。
始めるなら早めがおすすめです。